nVidia GeForceシリーズ 旧世代からの比較検討をご案内。

GTX 1060、RTX 2060、RTX 4060は、それぞれの時代で「ミドルレンジの定番」とされた(あるいはされている)GPUですが、この3世代間には機能(AI・レイトレーシング)とワットパフォーマンスにおいて劇的な断絶と進化があります。

特にGTX 1060からの乗り換えであれば、世界が変わるほどの性能差を体感できるはずです。

各世代の特徴と立ち位置

GeForce GTX 1060 (Pascal世代)
立ち位置: Steamハードウェア調査で長年1位に君臨した、フルHDゲーミングの金字塔。

現状: 最新の重いゲーム(Cyberpunk 2077や最新FPSなど)では、フルHD・低設定でも60fps維持が厳しくなっています。「Apex Legends」や「VALORANT」などの軽量eSportsタイトルならまだ現役ですが、最新作を遊ぶには限界です。

機能: レイトレーシングやDLSSといった現代の標準機能が一切使えません。

GeForce RTX 2060 (Turing世代)
立ち位置: 「RTX(レイトレーシング)」の入門機。GTX 1060から大幅に性能アップしました。

現状: フルHDであればまだ多くのゲームが動きますが、VRAM 6GBが足かせになり、テクスチャ設定を下げる必要があります。

機能: DLSS 2(超解像技術)に対応しているのが最大の強みで、これを使えば寿命を延ばせますが、レイトレーシングをオンにすると重すぎて実用的ではありません。

GeForce RTX 4060 (Ada Lovelace世代)
立ち位置: 省電力とAI性能に特化した現代の定番ミドルレンジ。

最大の特徴: 「DLSS 3(フレーム生成)」への対応です。AIが映像のコマとコマの間を自動生成するため、CPUがボトルネックになりやすい状況でも、GPU側でフレームを生成することで“見た目のフレームレート”を大きく向上させられます。

省電力: 性能はRTX 2060を圧倒しつつ、消費電力はGTX 1060よりも低い(115W)という驚異的なワットパフォーマンスを持っています。

弱点: VRAMが8GB、メモリバス幅が128bitと狭いため、4K解像度や高解像度テクスチャを多用する環境には向きません(フルHD特化型です)。


性能比較のイメージ

もしあなたが今、GTX 1060を使っていて乗り換えを検討しているなら

GTX 1060 → RTX 4060
純粋な描画性能: 約2.3倍〜2.5倍になります。今まで「低設定」でカクついていたゲームが、「高設定」でヌルヌル動きます。
DLSS 3:対応ゲームであれば、フレーム生成により3〜4倍近いフレームレートが出ることもあります。消費電力:公称消費電力は約115Wと非常に低く、GTX 1060クラスの電源環境でも対応できるケースが多いです。

RTX 2060 → RTX 4060
純粋な描画性能: 約1.4〜1.5倍程度の向上。
この差をどう捉えるかですが、「VRAM不足の解消」と「DLSS 3(フレーム生成)が使える」という機能面でのメリットが大きいです。特にAV1エンコード対応は、動画配信や録画をする人には大きな武器になります。

まとめ
GTX 1060ユーザー
RTX 4060への乗り換えは劇的な感動があります。電源そのままで性能2倍以上です。
RTX 2060ユーザー
「最新ゲームでDLSS 3を使いたい」「動画配信でAV1を使いたい」という明確な目的があれば4060はアリですが、純粋なパワーアップとしては少しインパクトに欠けるかもしれません(その場合はRTX 4070以上が推奨されます)。

上記の内容はアップグレードの大まかな目安として記載させていただきました。PCの構成(特に電源容量やCPUとのバランス)など気になる点があればお気軽にご相談ください。基本的な診断作業、お持ち込みパーツの取り付けなども承りますのでお気軽にご相談ください。